Stay Beautiful Style

健康な体をつくれば美しくなれます。

運動過多の罠からの解放:50代の賢い運動習慣

湖畔にベンチ

バレエへの情熱と運動過多の罠:50代からの賢い運動習慣

 

バレエに魅せられて:運動過多に陥った日々


コツコツ続けきたバレエ。

しかし、その情熱が、知らず知らずのうちに体を蝕んでいたことに気づきます。

 

50歳を過ぎて、それまで続けてきたクラシックバレエをお休みしました。

もっと上手になりたいと思うあまりに、ついつい運動しすぎてしまうことがありまして。

まるで自分の限界に挑戦するような、ストイックな日々でした。

 

『もっと綺麗にターンがしたい』『アンディオールをもっと深めたい』と欲が出てくると、自分の身体が本当は悲鳴をあげているのに気づかず、無理を重ねてしまうんです。

今はピラティスやバレエエクササイズを取り入れています。

 

 一枚の写真が気づかせてくれたこと:疲れた顔の衝撃


ある日、免許更新で見た自分の顔が、運動過多という事実を教えてくれました。

 

バレエをお休みしたきっかけは一枚の写真でした。

免許更新で写真を撮ってもらい、出来上がった写真を見て、言葉を失いました。

鏡で見ていた自分よりもずっとやつれていて、老け込んでいるように見えたのです。

『これが今の私なのだろうか?』と、自分の顔に浮かぶ見覚えのない疲労感に、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

その時、自分は運動しすぎなのだと気付きました。

 

 50代に最適な運動ペースとは?:心と体の声に耳を澄ませて


運動のペースを見直し、自分に合った運動習慣を模索する日々。

それから内容を負担がより軽いものに切り替えていきました。

今は基本的には家でストレッチや軽い筋トレを行い、10日に一度ぐらいスタジオに通ってピラティスやバレエエクササイズなどを行っています。

それぐらいが50歳(もうすぐ51歳)の今の私にはちょうど良いです。

仕事しながらでも無理せずに続けられます。

 

アクティブレスト(アクティブ・リカバリー)という選択肢:回復を加速する賢い休息法

 

アクティブレスト(アクティブ・リカバリー)という方法があります。
アスリートの間で注目されているアクティブレストは、私たち一般人にも有効な疲労回復法です。

その具体的な方法をご紹介します。

その名の通り、積極的に休む、回復させるという意味です。

 

積極的休養(アクティブ・レスト/アクティブ・リカバリー)は、ただ休むだけでなく、軽い運動をすることで疲労回復を促すという、効率的な疲労回復法です。

 

もともとは、続けて試合に出場しなくてはならないアスリート達が、疲労を翌日に持ち越さずに、いち早く回復させるために用いていた方法です。

 

アクティブレストの具体的な方法:日常生活に取り入れやすい実践法


アクティブレストは、特別な運動ではなく、日常生活の中で気軽にできるものばかりです。

その具体的な方法を詳しく解説します。

具体的には、激しい運動やトレーニング後に完全に休息するのではなく、軽い運動や活動を行うことで、疲労回復を促進し、パフォーマンスの向上を目指す方法です。

 

このアクティブ・レストを私たち一般人も日常生活に取り入れるとしたら、

例えば、少し疲れたなと感じたら、無理に休むのではなく、近所の公園を散歩したり、軽いジョギングをします。

 

体に軽い負荷を与えることで、血行が良くなり、疲労物質の排出が促進され、効率よく体を休息させることができます。

 

軽い負荷には、家事や庭仕事も含まれます。

日常生活の中での軽い活動も、アクティブレストになります。

 

アクティブレストの効果:体と心の変化を実感


アクティブレストを実践することで、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?

その驚くべき効果を詳しく見ていきましょう。


①血行促進

軽い運動によって血流が良くなり、筋肉に酸素や栄養が供給されやすくなります。これにより、疲労物質の排出が促進され、筋肉の修復が早まります。


②筋肉の柔軟性維持

軽い運動は筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を維持するのに役立ちます。これにより、筋肉痛や関節の動きの制限を軽減できます。


③心理的なリフレッシュ

軽い運動は気分転換になり、ストレス解消にもつながります。また、運動をすることで、ポジティブな気持ちを保ちやすくなります。


④翌日以降のパフォーマンス向上

アクティブ・リカバリーを行うことで、疲労が早期に回復し、次のトレーニングや運動でより高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高まります。

 

完全に休むパッシブリカバリー:アクティブレストとの違い


アクティブレストとは反対に、完全に休息するパッシブリカバリーも、疲労回復には重要です。

アクティブレストとパッシブリカバリーの違いを理解しましょう。


*   アクティブ・リカバリー  軽い運動を取り入れて疲労回復を促す方法。
*   パッシブ・リカバリー   完全に休息し、体を休ませる方法。


どちらの方法が優れているというわけではなく、運動の種類や強度、個人の体質によって適切な方法を選ぶことが大切です。

 

まとめ:心身ともに健康な毎日を送るために

アクティブ・レスト(リカバリー)は、アスリートだけでなく、運動不足の方や健康維持を目的とする方にもおすすめです。

日常生活の中で軽い運動を習慣に取り入れることで、心身ともに健康な状態を保つことができるでしょう

 

運動後や、疲れを感じている時に、ぜひ、このアクティブレストという方法を試してみてください。

きっと、体の変化を感じられるはずです。

アクティブ・レストのように軽い負荷をかけて体を動かすことは、定期的にスタジオに通って激しい運動するのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に、体を良い状態に保つためには大切かもしれません。

 

私自身、忙しくてスタジオに通えない時に、自分でストレッチや軽い筋トレで身体を整えていたのですが、これだけでも体を良い状態に保てるように感じます。

久しぶりに会うインストラクターの先生に「おっ、いい状態をキープできてますね」と言ってもらえて、セルフケアはちゃんと効果があるのだな、これからも続けていこうとモチベーションがアップしました。

 

自分にとって、どんなペースがちょうど良いのか?

それは、人それぞれ違います。

自分にちょうど良いところを見極めることは大切ですね。

 

運動をしすぎず、でも、体にちょっと負荷をかけて頑張る時間も設ける。

そんな、絶妙なバランスをとることが、健康な体につながる秘訣なのかもしれません。

 

自分に合った運動と休息のバランスを見つけて、心身ともに健やかな毎日を送りませんか?